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ベトナムの消費者市場の潜在的可能性:未来を創るベトナムビジネス

ベトナム経済は、コロナ感染拡大の影響下でも安定した高い成長率を維持しています。 かつてベトナムは人件費が安く、外国企業が生産コストを削減するのに役立つ生産工場を建設するための投資先と見なされていました。 しかし現在は多くの外国人投資家は、ベトナムを製造場所だけではなく、魅力的な消費市場として評価しています。 特にベトナムの消費財産業は、安定した成長を遂げている市場とされています。 では、ベトナムの消費者市場の魅力は具体的にどのようなものでしょうか。このレポートでは、それらの魅力を分析していきます。

1.安定的な経済成長及び人口規模の拡大

過去5年間、ベトナムは東南アジアで最も高い成長率である6%-7%の成長率を維持してきました。 コロナ危機の影響を受けた6月の時点で、ベトナムは依然として世界でも数少ない前向きな経済成長を遂げている国の1つです。また、2020年8月現在のベトナムの人口は97,458,937人に達し、2020年代で1億人を超えると予測され、黄金時代を迎えています。その中で都市人口も絶えず増加しており、総人口の36%を占めています。これらの経済動向と人口増加動向は、ベトナムの国内消費を後押しするものとなっています。

2.CPIの堅実な推移と消費者信頼感指数の高さ

人口増加の着実な増加との関連で、消費者価格指数(CPI)も着実に増加しました。特に調査によると、ベトナムの消費者信頼感指数は常に世界でトップレベルです。 2020年の第2四半期の時点で、この指数はインドに次ぐ世界第2位となっております。特にコロナ危機の影響を受けても、7月現在、ベトナムの小売売上高指数は4.6%上昇し続けていますが、東南アジアの他の国々はほぼ減少傾向にあります。これは外国人投資家にとって非常に興味深いことです。国内消費の回復は危機後の経済回復に役立つ重要な指標であり、ベトナムは消費者部門で非常に前向きな発展を遂げています。同時に、ベトナムが魅力的な消費者市場であることを証明しています。

3.ベトナムにおける消費財への支出の大きさ

消費財業界は、ベトナムの支出シェアの大部分を占めています。統計によると、都市部と農村部の違いにかかわらず、ベトナム人は収入の約3分の1を食料や消費財に費やしています。同時に、消費財業界の価値は一時的に低下しましたが、近年は回復し、再び上昇し始めています。特に、人口の多い地方では消費財の市場価値が高まっています。

上記の条件により、ベトナムは消費財の最も有望な市場の1つになりつつあります。 国際協力銀行が行った、ベトナムに投資した製造業企業の海外事業展開に対する2019年度の調査報告によると、ベトナムが日経企業にとって中期的に有望な事業展開先だとした最も大きな理由は、現地マーケットの成長性であります。以前は、人件費が安いことが最大の理由でした。コロナ危機の発生後、ベトナムは世界で優れた流行対策を講じている国の1つであり、良好な経済回復率が予測され、海外からの新たな投資の流れを歓迎しています。消費財業界も多くの投資家を魅了する部門の1つになるでしょう。

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