2021年10月06日 作成
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ビングループ:ベトナムから世界進出までの25年間
「ビンホームズの家に住み、ビンファストに乗って、ビンマートへおかずを買いに行き、ビンコムで買い物をし、ビンパールへ旅行し、ビンエコへ野菜を買い、ビンスクールで学習し、ヴビンメックで健康管理を行い、ビンIDで支払う…」は、広範囲にわたるビングループの事業内容について多くの人が使う表現です。ビングループは設立から25年間に渡って、ベトナム企業の力を世界に向けて示し、ベトナム人の誇りとなってきました。
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1.ビングループの概要
現在、ビングループは東南アジアで最大のコングロマリットの1つであり、時価総額は624,071(10億VND)で、ベトナムの上場会社の中で最も高い額となっています。ベトナムにおける不動産・観光のセクターでのビジネスの開始から25年以上が経ち、ビングループは幅広く広がる各事業が相互に支え合うことにより、他に類を見ない速度と規模で成長してきました。現在、ビングループの3つのコアビジネスには、①工業 ②サービス ③テクノロジー があります。またその中には、ほぼすべてのベトナム人のニーズを満たすための20近くのブランドがあります。それは冒頭の「ビンホームズの家に住み、ビンファストに乗って、ビンマートへおかずを買いに行き、ビンコムで買い物をし、ビンパールへ旅行し、ビンエコへ野菜を買い、ビンスクールで学習し、ビンメックで健康管理を行い、ビンIDで支払う…」という言葉の起源でもあります。
ビングループで特に注目されている点は、発展の速度、規模そして持続可能性です。ビンハウスのプロジェクトおよびアウトプットはすべて、品質、規模、速度の全てに置いて非常に高いレベルを維持しており、人々を満足させています。この背景には、グループの労働文化があり、社員たちは企業の理念を常に意識しながら働いています。これにより、Vinhomes Riversideのわずか7カ月間での完成、ベトナム最大の高さのランドマーク81を擁するビンホームズセントラルパークの2年間での完成という実績が達成されています。また、500,000平方メートルもの面積を持つビンファストの工場は、21か月という記録的な時間で建設を終えました。
グループ全体におけるガバナンスモデルでは、親会社のビングループが子会社の計画を管理、評価する役割を担っています。現在ではビングループのリーダーシップのもとで、30を超える子会社/メンバー企業が活動を行っています。その中で3つの会社が証券取引上に上場しています。〔ビングループ(VIC:時価総額305,095 billVND)、ビンホーム(VHM:時価総額259,214 billVND)ビンコム(VRE:時価総額259,214 billVND)〕
2.発展までの25年間
現在の地位を築くまでに、ビングループは「ベトナム人のより良い生活を実現する」ことを使命とし、またベトナムのブランドを向上させることを使命として25年間の活動を行ってきました。
1993年8月8日、会長のファム・ニャット・ヴォンとその仲間たちによって、ウクライナのハリコフでインスタントヌードルの生産を専門とするテクノコム株式会社が設立されました。
ビンパール(2001)とビンコム(2002)の設立により、テクノコムは不動産と観光の2つの分野でベトナム市場に参入しました。
それ以来、5つ星リゾートであるビンパールニャチャンリゾート(2003)、ビンパールランド(2006)など多くの大規模プロジェクトが実施されてきました。
2007年、ビングループは、ホントレ島(ニャチャン)と本土を結ぶ3,320 mの長さのケーブルカーシステムの敷設を行いました。またその年にはビングループが正式にホーチミン証券取引所(HOSE)に上場しました。
2008年、ビングループは、ラッセル・インベストメントのラッセル・グローバル株インデックスの構成銘柄となりました。
2009年、ビングループはシンガポール証券取引所に上場された1億米ドル相当の転換社債の発行に成功しました。
2010年と2011年にはそれぞれビンコムセンタードンコイ(ホーチミン市)とベトナムで最初の5つ星リゾートであるビンパールゴルフ(ニャチャン)がオープンしました。
2012に ビングループはVinmecを立ち上げ、最初のVinmecタイムズシティ国際総合病院が開院しました。
2013年以降はビングループは多くの重要なマイルストーンを達成しています。
2013年
- ビングループは、ビンスクールというブランド名で教育分野に参入
- ビンコムは、世界をリードする投資ファンド、Warburg Pincusから2億米ドルの投資を受けました。その後、この金額は2015年6月には3億米ドルに引き上げられました。
- ビンコムメガモールロイヤルシティ(アジア最大の地下のショッピング、ダイニング、エンターテイメント複合施設)とビンコムメガモールタイムズシティのオープン
- 2億ドル相当の国際債の発行に成功
2014年:
- ビンマートとビンマート+の2つのスーパーマーケットとコンビニエンスストアが立ち上げられました
- 5つ星のビンパールフーコックリゾートがオープンし、わずか10か月間での完成を達成しました。
- ホーチミン市のVinhomesセントラルパーク複合プロジェクトが開始されました。
2015年
- ビンエコ(ハイテク農業)およびビンプロ(テクノロジーおよびハイテクスーパーマーケットシステム)が市場に参入しました。
- 世界で150種の希少種3,000頭以上が飼育されたベトナムで最初の半野生動物園であるビンパールサファリが開園しました。
2016年
- ベトナム全土に約1000の拠点を持つにいたり、小売業の規模を拡大
- ビンIDのサービスが正式に開始されました。
2017年
- ビンファストの工場および周辺の複合施設が建設を開始
- ビンコム複合芸術センター(VCCA)およびビンタタアニメーションスタジオの立ち上げ
- ビンコムの株式がホーチミン証券取引所に上場
2018年
- ビンホームの株式がホーチミン証券取引所に上場
- ビンホームOcean ParkとビンホームSmart Cityがハノイでプロジェクト開始
- ビンファスト最初の3つの車モデル、VinFast Lux SA2.0、VinFast Lux A2.0、VinFast Fadil、およびKlaraスマート電動バイクが一般公開されました。
- ビンテックスを設立し、その年に市場に参入した4台のVsmartフォンを販売開始
- ビンユニ大学の建設を開始
2019年
- ビンホームズグランドパークは、271ヘクタールの規模を持つ3番目の開発都市であり、先立って販売された区画では17日間で10,000戸のマンションを全て売り切り、販売記録を樹立しました。
- ビンファストの自動車工場が完成。さらに2つの電動バイクモデルLudoとImpesを発売
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