消費者調査

ベトナム消費者調査・生活者インサイトリサーチ

ベトナム市場において、日本と同じ感覚で商品開発やマーケティング施策を行うことは、大きなリスクを伴います。
「なぜこのブランドが選ばれているのか」「どの価格帯なら買われるのか」「どのチャネルで情報収集しているのか」といった問いに答えるには、現地生活者の本音に根ざしたインサイトが不可欠です。

ONE-VALUEは、これまで数多くの市場調査を通じて、日本企業のベトナム事業をご支援してまいりました。その知見を活かし、ベトナム人消費者を対象としたオーダーメイド型の消費者調査を設計・実施いたします。
オンラインアンケート、デプスインタビュー(個別インタビュー)、グループインタビュー、試食会・商品体験会などのオフラインイベントに加え、デスクトップ調査、企業担当者・流通事業者へのヒアリングなど他の調査手法を組み合わせることで、「数字」と「ストーリー」の両面から意思決定を支える調査をご提供いたします。

ONE-VALUEのベトナム消費者調査の特長

1. 中間層・富裕層などターゲットセグメントを明確にした調査設計が可能

ベトナムの「富裕層」「中間層」「都市部の若年層」など、狙いたいターゲット層をある程度絞り込んだうえで調査設計を行うことが可能で、ONE-VALUEならではの強みと位置づけています。

オンラインパネルのスクリーニングに加え、現地ベトナム人調査員によるリクルーティングも組み合わせることで、貴社の商品・サービスにとって意味のあるセグメントから、実務に直結するインサイトを取得いたします。

2. AIではできない現地ベトナム人調査員による「本音」の把握

ONE-VALUEは、ハノイ・ホーチミンに自社オフィスとベトナム人調査員・コンサルタントを配置し、日本側には日本人コンサルタントが在籍しております。

  • ベトナム語によるリクルート・アンケート設計・インタビュー実施
  • 日本企業の視点を理解したうえでの、調査目的の整理と設計
  • 調査結果を「日本側にとって分かりやすい形」で整理・翻訳

日越一体の体制で、現地生活者のリアルな声を事業に活かしやすい言葉へと翻訳いたします。

加えて、実際に消費者と向き合うのはベトナム人の調査員・モデレーターであることを重視しております。日本人など外国人インタビュアーが前面に出ると、社会的な建前や遠慮から、本音が出にくくなるケースが少なくありません。

ONE-VALUEでは、文化や価値観を共有するベトナム人調査員が現地言語で自然な会話をリードすることで、「言いにくいこと」や「当たり前すぎて普段は言葉にしないこと」も含めて、より深い本音を引き出すことを目指しております。AIでは取得できない、現地の最新トレンドや生データが取得可能です。

3. 調査で終わらない、戦略・アクションまでの落とし込み

ONE-VALUEの事業の中心は、市場調査だけではなく、戦略立案や営業支援、マーケティング支援にございます。

そのため、消費者調査においても、単なる結果報告にとどまらず、以下の「次の一手」までを含めてご提案することを重視しております。

  • ターゲットセグメントの明確化
  • 商品・サービスコンセプトの磨き込み
  • 価格帯・販売チャネル・訴求メッセージの方向性
  • 次に取るべきアクションプラン(例:テスト販売、追加検証テーマ)

4. オーダーメイド設計 × 定量・定性のハイブリッド

本サービスは、完全オーダーメイド型です。

「まずは仮説探索をしたいのか」「具体的なコンセプト案を比較したいのか」など、目的や制約条件(予算・期間)に合わせて、以下を適切に組み合わせ、ムダのない調査設計をご提案いたします。

  • オンラインアンケートによる定量把握
  • デプスインタビューやグループインタビューによる背景・文脈の深掘り
  • オフラインの試食会・商品体験会による実際の使用シーンの観察

調査の主な目的・活用シーン

ベトナム消費者調査は、次のような場面でご活用いただけます。

  • 新商品・新サービスの受容性把握(コンセプト評価、ニーズ・課題の探索、競合商品との差別化ポイントの検証)
  • 価格・パッケージ・ネーミングの検証(価格受容度、競合との比較、パッケージデザイン・ネーミングの印象評価)
  • ブランドイメージ・競合比較(自社ブランドの認知・イメージ、競合ブランドとのポジショニング把握)
  • 購買行動・情報収集チャネルの理解(オンライン/オフラインの購買チャネル、SNSやECの利用状況、口コミの影響度など)
  • 生活者インサイトの探索(生活スタイルや価値観、家族・仕事とのバランス、健康・環境意識といった背景の理解)

「まずはベトナムの生活者を俯瞰的に知りたい」「特定カテゴリーのディープダイブをしたい」など、検討段階に応じて、調査の深度と範囲を柔軟に設計いたします。

主な調査手法

オンラインアンケート調査

  • ベトナム人モニターを対象とした、スマートフォン中心のオンライン調査
  • 年齢・性別・居住エリア・職業など、ターゲット条件の指定が可能
  • コンセプト案やクリエイティブ案を提示した上での評価、NPSやCS指標の測定にも対応

一定以上のサンプル数で「市場全体の傾向」や「セグメント別の違い」を把握したい場合に適しております。

デプスインタビュー(個別インタビュー)

  • 原則1対1形式で、60〜90分程度のオンライン/オフラインインタビュー
  • 商品・サービスに対する本音や、言語化されていないニーズ・心理的ハードルを深掘り

特に、高価格帯・専門性の高い商材、BtoB2C商材で現場担当者/意思決定者のインサイトが重要な場合などに有効です。

グループインタビュー(FGI)

4〜6名程度のグループを複数回実施し、参加者同士のディスカッションを通じて、生活者間で共有されている価値観、意見の共通点・相違点を観察いたします。

試食会・商品体験会などのオフライン調査

試食会・試飲会、プロトタイプの使用体験会、店舗・売場のモックアップ評価などを企画・運営し、体験直後のフィードバックを収集します。

「頭での評価」だけでなく「身体での反応」を確認できる点が特長です。会場手配・リクルート・通訳・ファシリテーションなど、実務面も含めてワンストップでサポート可能です。

他手法との組み合わせによる総合的な理解

ONE-VALUEでは、消費者調査を単体で実施するだけでなく、以下のような他手法との組み合わせをご提案いたします。

  • デスクトップ調査:統計データ、公的資料、既存レポート、メディア記事などを整理し、市場全体像を把握
  • 業界関係者・流通事業者・企業担当者へのヒアリング:小売・卸・EC事業者、関連企業へのヒアリングを通じて、チャネル構造や価格決定の実態を理解
  • 企業データ・業界レポートとの統合分析:ONE-VALUEの業界レポートや企業データサービスと組み合わせ、「生活者」と「産業構造」を一体として分析

これにより、「生活者目線」と「産業構造・チャネル構造」の両方から、ベトナム市場における事業機会とリスクを多面的に把握することが可能になります。

調査プロセス(ご支援の流れ)

初回相談・目的のすり合わせ(無料)

現在の課題、検討中の仮説、スケジュール・ご予算感などをお伺いし、調査の論点を整理いたします。

調査設計・お見積り

ターゲット、エリア、サンプルサイズ、手法(アンケート/インタビュー/イベント等)を設計し、調査企画書とお見積りをご提示いたします。

リクルート・質問票/インタビューフローの作成

スクリーニング条件の設定、質問票・インタビューフローの作成・翻訳、テスト実施を行います。

フィールドワーク(実査)

オンラインアンケートの配信・回収、インタビュー/イベントの実施、録音・録画・逐語録作成などを実施いたします。

分析・報告書作成

定量結果の集計・クロス分析、定性結果のコーディング・インサイト抽出を行い、事業への含意・アクション案まで含めた報告書を作成いたします。

レポーティング・ディスカッション

オンラインまたは対面にてご報告し、追加のご質問や社内共有用の補足資料作成にも対応いたします。

費用・期間の目安

ベトナム消費者調査は、目的・サンプル数・手法の組み合わせによって費用・期間が大きく変動いたしますが、目安として以下のようにお考えください。

期間の目安

  • 小規模のアンケート調査のみ:4〜6週間程度
  • インタビュー+アンケート+オフラインイベントを組み合わせた調査:2〜3ヶ月程度

費用の目安

数十万円規模のスポット調査から、複数手法を組み合わせた数百万円規模のプロジェクトまで、ご予算に応じたご提案が可能です。詳細につきましては、ヒアリングの上で個別にお見積りさせていただきます。

対応可能な業界

食品・飲料、消費財・日用品、化粧品・パーソナルケア、医療・ヘルスケア、不動産、農業・畜産・水産、小売・流通、EC・デジタルコマース、観光・ホテル・外食、教育・人材サービス、IT・ソフトウェア・オフショア開発、通信・メディア・コンテンツ、Fintech・金融サービス、製造業、エネルギー、インフラ・建設、ロジスティクス・物流、モビリティ、環境・廃棄物処理、スタートアップ・ベンチャーエコシステム、公共サービス・PPP・官民連携プロジェクト等。

※記載のない分野での調査をご希望の場合も、お気軽にお問い合わせください。

ONE-VALUEにご相談ください

ベトナムの生活者の価値観・行動様式を深く理解することは、単に「売れる・売れない」を見極めるだけでなく、長期的なブランド構築と事業成長の土台づくりにもつながります。

ベトナム市場に向けた新商品を企画している/既に進出しているが、思うように売上が伸びない理由を知りたい/ベトナム人消費者のリアルな声を、役員会や日本本社に共有したい――このようなご要望がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

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